僧帽弁閉鎖不全症って?

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が何らかの理由で変性し、閉鎖不全が起きてしまう病気のことです。僧帽弁には血液を送り出すために開閉する役割があるためこれが働かなくなると血液が逆流してしまう恐れがあります。

僧帽弁閉鎖不全症の主な原因は加齢による粘液腫様変性。簡単に言うと弁同士がうまくかみ合わないことで放置していると血液が正しい方向に流れなくなるので早期発見が大切になります。

この病気は突発的に発症するというよりは時間をかけてゆっくりと進行するためわかりやすい症状というものはありません。よく見られる症状としては、何となく元気がない、息切れを起こしやすい、咳が増えた、ごはんを食べなくなった・・・など。

変化自体には気づきやすいですが、「加齢によるものでは?」と見過ごしやすいため発見が遅れることもあります。

僧帽弁閉鎖不全症を起こしやすい犬種は、キャバリア、チワワ、マルチーズ、ポメラニアン、シーズー、トイプードル、パピヨンなどの小型犬。老犬といわれる7歳ころから増え始めます。

症状にもよりますが一般的に薬で進行を遅らせる治療がメインになります。手術も可能ですが、心臓の拍動を止めて行う大掛かりなものになることや、小型犬の心臓は小さく難しいことから、まだまだ一般的だとは言えません。

もし手術をする場合には、約100~120万円ほどの手術費がかかります。

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