7歳以上のシニア犬 心臓病の原因は?

犬は7歳を超えると高齢犬とされ、様々な病気を発症しやすくなります。心臓病も老化と大きく関係しています。

犬は年をとると運動量も落ちますし、ちょっと息切れを起こすと「老化かな」程度で終わらせがちですが、「実は心臓病だった」ということも考えられますので、7歳を超えたら定期的な健康診断をしてあげてください。

心臓病 老化以外で考えられる原因

心臓病の原因で最も多いのが「老化」ですが、それ以外にもいくつか理由が考えられます。もちろん、すべての心臓疾患に当てはまるわけではありませんが、間接的な原因にはなるので参考にしてください。

①食事のとりすぎで肥満状態になっている
体重が増えるとその分心臓への負担が大きくなります。特に食いしん坊のワンちゃんの場合は、飼い主さんの給餌が重要になってきます。欲しがってるのに与えないことはかわいそうでもありますが、そこはぐっと気持ちをおさえてしっかりとカロリーコントロールをしてあげてください。

②塩分の摂りすぎ
人間と同じようにワンちゃんも塩分の摂りすぎで心臓に負担をかけてしまうこともあります。予防段階では通常のドッグフードで問題ないので、適切な量を与えるようにしてください。

ときどき人間が食べるものを与える飼い主さんがいますが、ワンちゃんにとってはNGです。犬は、塩分の強いものを欲しがるので与えたくなる気持ちも分かりますが、ワンちゃんにとって悪影響になるので注意が必要です。

今では、塩分量も考えられたワンちゃん用のおやつもたくさん売られているので量販店などでチェックしてみるといいかもしれません。

③高血圧や高血糖状態が続くこと
高血圧や高血糖状態が長く続くと、動脈の血管壁にコレストロールがたまり、動脈硬化の原因になります。

心臓病は動脈硬化が進むことで起こるので、その前段階の高血圧、高血糖状態を予防することが大切になります。

僧帽弁閉鎖不全症の原因

僧帽弁閉鎖不全症とは、犬の中で一番多い心臓疾患といわれ、進行すると肺水腫を引き起こし命に関わる状態に陥ってしまいます。

今回は、僧帽弁閉鎖不全症になる原因についてお話していきたいと思います。

僧帽弁閉鎖不全症の原因

僧帽弁閉鎖不全症って?」の記事にも書きましたが、この病気にはかかりやすい犬種がいます。特に小型犬に多くシーズー、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、キャバリアキングチャールズスパニエルなど国内で人気な犬種がかかりやすい傾向にあります。

上に書いた犬種の場合、シニア犬になると3割がこの病気を発症するといわれています。キャバリアに至っては、5歳以下の個体でも発症し、高齢犬になると60%以上がかかるとされています。

僧帽弁閉鎖不全症は、食事や普段の行動など外的な要因で発症することはほとんどなく、遺伝的な要素が強い傾向にあります。

僧帽弁閉鎖不全症の予防
僧帽弁閉鎖不全症は、遺伝によって発症することが多く、予防や完治が難しい病気だといわれていますが、その発症や進行を遅らせることは可能です。

まず、シニア段階に入る7歳までの間の食事には気を付け、肥満を予防するようにしてください。塩分コントロールも心臓への負担を減らすことができます。人間が食べるお菓子などはあげないように心がけてください。

また、僧帽弁閉鎖不全症に限らずほとんどの心臓疾患は、早期発見によりその後の進行を遅らせることができます。

ワンちゃんの普段の活動をしっかりとチェックし、病気のサインを見逃さないようにすることも大切です。定期的な健康診断も行うと安心です。